貴社の人事制度は社員の能力が向上するしくみでしょうか?
単に給与の決定を目的として作成されていないでしょうか?

「企業は人なり」です。人を育てることなくして企業の発展は期待できません。

企業戦略が優れていても、そこに働く従業員が能力不足、やる気不足では片肺運転となり、熾烈な企業競争に負けてしまいます。
人が育つ制度であり、かつ企業利益に貢献できる人材づくりが真に求められている時代です。レナジーがサポートする人事制度は、次の点を特徴としています。

・人が育つしくみを第一としている
・企業戦略や方針が反映できる評価システムとしている
・職業別コンピテンシーに基づく評価システムとしている
・昇給は企業予算に応じた総額管理を行っている
・現場で運営できるシステムとしている

人事制度は単に給与額を決定するのみでなく、従業員のやる気を出させ、能力を向上させ、そして成果を上げさせるしくみでなければなりません。

1.賃金・人事制度に関する3つの考え方

大手企業のみならず、中堅・中小企業にとっても、”制度”というものは必要です。小さなチームで大きな成果をあげるためにも、しっかりとした賃金や人事制度を導入することは必要不可欠なことです。
しかし、大手企業のスタイルを模してみても意味はないどころか、逆に混乱を招くケースも。中堅・中小企業ならではの制度を導入し、さらに将来的に企業が成長していく段階に応じて対応できる仕組みを設計することが大切なのです。
私たちレナジーでは、以下に掲げる3つの考え方をベースに、各企業の規模に応じた賃金・人事制度導入のお手伝いを実施し、着実に成果を上げております。

考え方1 小さく作って大きく育てる

「以前に導入した人事制度があまりにも複雑で運用ができない」
「分厚いマニュアルや奇蹄類は整備されたが、難しくて誰も内容を理解していない」
既に導入している賃金・人事制度について、このような不満を抱かれて、実際に運用しきれていないという担当者の声をよく耳にします。
制度そのものを見れば、とてもすばらしいものなのでしょうが、実際に運用されていなければ、単なる絵に描いた餅。それどころか、大きな費用を投じて整備したともなれば、会社にとっても大きな損失といわざるを得ません。
このような問題は、会社と制度の規模のアンマッチから生ずるものです。
私どもレナジーでは、まずは「小さく作って大きく育てる」ことを意識しながら人事制度を構築していきます。
核となる部分をしっかり確立し、実際に会社が運用できる部分から作っていけば良いのです。そして運用が軌道に乗ってきたところで、少しずつ制度を肉付けし、充実させていくこと。会社の成長とともに、同じ歩調で制度も育っていくというのが理想のカタチといえるのです。

考え方2 シンプルでラクラクと継続できる

賃金・人事制度を継続して運用するためには、その構造がシンプルであることが大前提となります。
特に中堅・中小企業においては複雑な人事制度の仕組みは組織になじまず、決して定着することはありません。
私どもレナジーでは、誰が見てもシンプルな制度を構築し、運用面を充実させながら、末端の従業員に至るまで、”きちんと行き渡せること”に注力をしています。なぜなら、しっかりとブレることなく継続されていく制度はいうまでもなく、経営目標を実現するための最も有効な手段であると確信しているからです。

考え方3 構築4割、運用6割で万全サポート

賃金・人事制度というものは、一度作ってしまえばお終い、といった類の規定ではなく、実際に運用されて初めて価値を生むもの。改めて言うまでもありませんが、制度はあくまで手段であって目的ではありません。働く人々の満足度と企業の発展に重点を置きながら、企業の実情に最もフィットした制度を構築することで、経営目標に向かって力を発揮できる強い集団が形成されていくものです。
私どもレナジーでは、制度の構築と運用の比率を常に4対6とし、制度の構築は終点ではなく、むしろ起点であると捕らえ、そして運用されてこそ初めて価値を生むものと考えています。
だからこそ、末永き運用を見据えた制度作りを支援し、万全なサポート体制で臨んでいるのです。

2.賃金制度の位置づけ

「賃金・人事制度を変えれば、会社が儲かる」などと、間違った認識を持たれている経営者の方が多くいらっしゃいます。
良い制度が浸透すれば従業員の意識が変わり、そして組織が変わる。会社という組織が変われば、必然的に儲かるというロジックは、高度成長期であればまだしも、現在の経済社会において通用するものといえず、行き当たりばったり的な印象すら感じてしまうのは私だけでしょうか。

私どもレナジーでは、賃金・人事制度を戦略的なものと位置づけ、会社が儲かっていくための仕組みの中でしっかり機能していく内容のものを提案させていただきます。
まずは会社が儲かる仕組みがあって、その仕組みに対する評価制度を構築すること。それによって会社が儲かる仕組みが回っていくという考え方に則っているのです。

そのフローを簡単に説明しますと、まず「会社が儲かる仕組み」を作り、次の段階で、その儲かる仕組みを従業員と共有する制度を導入。意識変革を行います。
共感を持って従業員が行動することで、会社は儲かっていくという理論ですが、最後に忘れてはいけないのが、その儲かる仕組みに貢献し行動した従業員を人事制度で評価・処遇していくこと。そんな理想的な仕組みを作るためには、やはり私どものような制度構築のプロに相談するのが良いでしょう。

従業員が力を発揮する制度というものは、一体どういうものなのか、会社の現状に沿った提案を行い、制度の構築から運用、アフターまでしっかりサポートしてまいります。

3.望ましい人事制度とは

何度も述べてきたように、人事制度はあくまで手段であって、目的ではありません。そこで働く人々の満足度と企業の発展に重点を置いて、経営目標達成のために運用されるものです。
ですから、各企業にもっともフィットしたカタチで構築し、企業の成長や変革に合わせて制度そのものも成長していく必要があるものといえます。
要するに、企業の経営目標を達成するために人事制度があり、それを活用することで従業員との間で目標を共有し個人のモチベーションをあげていく。それが企業の力となり業績を上げていくという考え方を持って、戦略的に構築すべき制度のひとつといえるのです。

それでは、そのような経営戦略の中にあって力を発揮する「望ましい人事制度」というものはどのようなものなのでしょう。私どもレナジーが提案する人事関連の制度と、それぞれの連携について解説を加えながら紹介していきましょう。

まず、経営のトップの思いである会社の「経営理念」や「ビジョン」を従業員個人の向かうべき目標へと落とし込みます。ここで必要なのが、チェレンジすべき目標、自己啓発すべき目標を設定してチャレンジする「目標チャレンジ」制度です。
同時に会社における「役割・職能等級制度」を設定し、こちらも目標チャレンジ制度の評価項目の中へと加えます。

従業員は各々の目標に向かいチャレンジを続け、「人事考課制度」により、その達成度が評価されます。そして昇給や昇格、賞与など「処遇制度」に照らし合わせて賃金体系が決まっていきます。また、管理職や従業員に対し、職能に合わせた「育成制度」を設けて教育を行い、さらに高い目標へのチャレンジができるような人材に育てあげていきます。

以上のことからもわかるように、望ましい人事制度とは、単に従業員の給与を決定するだけの仕組みではなく、経営トップの思いを人材の役割期待像に落とし込み、これに基づく評価を育成や処遇に反映させる行為の指針なのです。

いくつかの制度が有機的に結びつくことで、その企業の力が最大限に発揮される。そんな制度設計をご提案するのが、私たちレナジーの仕事なのです。

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